不安がピークに達した時、目に入った赤毛のアン。
手に取るのは何年ぶりだろう。
ひととき、時間を忘れて読みふけった。
物語の終盤、これまで順調だったアンの生活が、養父の死により一変します。
輝かしい未来を約束されていたのに、アンはそれを捨てて養母の元に残る決断をした。
モンゴメリはこう表現している。
心を開いて受け入れれば、義務もやがて友となる。そのフレーズに心が震えた。
旦那の仕事さえ見つかれば、また元の生活に戻れる。
それまでなんとか持たせればいい。
苦しいのは今だけだ、と逃げていました。
専業主婦に戻りたいなんて、なんておろかな思考だろうか。
今こそ自力しなければならない。
家族の生活を旦那1人に背負わせる為に結婚したんじゃない。
二人で生きていく為に結婚したんだ。
私は、今の短期の仕事が終わるまでにフルタイムの仕事を探す決心をしました。
もう一度、一人の人間として立てるように。
そして、今の会社と出会いました。
曲がり角の向こうに出たのです。