kakekokoのブログ

アラフィフ目前のかけこのリアルなつぶやきを綴っております。

アンが教えてくれた事

不安がピークに達した時、目に入った赤毛のアン。

手に取るのは何年ぶりだろう。

ひととき、時間を忘れて読みふけった。

物語の終盤、これまで順調だったアンの生活が、養父の死により一変します。

輝かしい未来を約束されていたのに、アンはそれを捨てて養母の元に残る決断をした。

モンゴメリはこう表現している。

心を開いて受け入れれば、義務もやがて友となる。

そのフレーズに心が震えた。

旦那の仕事さえ見つかれば、また元の生活に戻れる。

それまでなんとか持たせればいい。

苦しいのは今だけだ、と逃げていました。


でも目が覚めました。辛い現実を真正面から受け止めて、心を開く事。自分が為すべき事から目を逸らさない事。そして、義務からではなく、自らの意志で決める事。

専業主婦に戻りたいなんて、なんておろかな思考だろうか。

今こそ自力しなければならない。

家族の生活を旦那1人に背負わせる為に結婚したんじゃない。

二人で生きていく為に結婚したんだ。


私は、今の短期の仕事が終わるまでにフルタイムの仕事を探す決心をしました。

もう一度、一人の人間として立てるように。


そして、今の会社と出会いました。

曲がり角の向こうに出たのです。



曲がり角の向こう

私の人生でベストの一冊を選ぶとしたら間違いなくこれを選ぶだろう。

赤毛のアン

もう何百回も読んできた。

ストーリーは同じなのに、自分の置かれている状況で毎回違う事を教えてくれる。



旦那の仕事が決まらない日々が続き、口にはしないけれど私も焦りと苛立ちが隠しきれなくなっていました。

私は簡単なデータ入力の短期派遣につき、ローンを払い、失業保険と貯金を切り崩してなんとか暮らす毎日。


先がみえず、長いトンネルをずっと歩いているようで、不安で不安で仕方ありませんでした。


夜中、布団の中で涙が止まらなくなり思いっきり泣きました。

少し落ち着いてからふと赤毛のアンが目に入りました。

暗闇の中で

有給消化中に転職先が見つかる、という甘い考えがあったので、とりあえず最初は、お中元受付の短期バイトをしました。

7年ぶりの仕事。最初は不安だったけど、電話とファックスが主な業務だったので、結構平気でした。

3週間程で期間満了で終了となりましたが、まだ旦那は無職。

ちょっと焦ってきました( ;´Д`)

でもなるべく顔には出さないように努めてました。一番辛いのは本人だから。

小1の娘が「なんでパパ家にずっといるの?」と聞いて来た時は苦笑い😅

「特別にお休みを貰ったんだよ」とごまかすので精一杯。

無職でも、払わなくてはならない税金。

国保と年金であっという間に貯金がなくなってきました。有給期間も終わり、本当の無職時代がやってきた!